今回は少し固い話題です。ルノーF1のボスであるシリル・アビデブールと、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコが、2019年と20年のパワーユニット(PU)開発の凍結を提案したようです。
ホンダは、トロロッソに供給しているPUの性能を証明することで、2019,20年にレッドブルにもPUを供給することを目指し、現在も開発中です。そのレッドブルからも開発凍結の話が出たわけですが、海外のF1ファンたちはどのようにこの話題を受け止めたのでしょうか。
日本語記事:motorsport.com https://goo.gl/acmRaE
ルノーとレッドブルは、メルセデスが2011年からパワーユニットの開発を続けていたことがルノーとって深刻な不意打ちになったという、2014年の再現を避けたいんだな。
第二には、ルノーとその他の既存サプライヤーに利益をもたらすのかも知れない。なぜなら、彼らはもう適切な人材と設備を持っているからだ。新しいエントラントも人材と設備に投資しなければならないが、それは新ルールが納得できる内容で発表されるまではやりたくないことだ。
もしも新ルールが今シーズンの終わりに決まったら、ルノーはすぐにそれに切り替えることができる。しかし、コスワースやフォードはそこから人材と設備を用意し始めて、それが半年から1年は開発を遅らせる可能性があると思う。
表面的には、シリルの要求は合理的だけど、もっと深くまで見ないといけないね。
僕にも彼のロジックは分かる。とは言え、エンジンの開発は僕に興味を抱かせるF1の競争の一部なんだ。だから、彼らの言う2年間から、F1の競争の大部分は欠けてしまうということだ。
一方で、メルセデスは2014年にいくらかの利益を得たけど、当時の問題の大部分はトークン・システムによるものだ。
今は検討に値するアイデアが複数あるということだね。彼の考えは合理的だから。
Redditor 1
V8時代の開発は2年以上凍結されていたんだから、エンジンが関係しようとしなかろうと、競争はあるだろう。
当時の凍結はどんな具合だったの? それより前は?
Redditor 1
僕の知る限りでは1度だけだけど、2002年より前のことは語れない。
V8時代のエンジンは2008年から凍結された。フェラーリ、メルセデス、BMWより少しパワーで劣っていたルノーは、アップグレードを許可されていた。
フェラーリとメルセデスも信頼性向上を口実に開発は続けていたよ。
これは良いアイデアだ。この凍結によって、全サプライヤーが現行のパワーユニットの心配をすることなく新ルールの開発にリソースを割くことができる。
ホンダには関係ないことかも知れないけど。
これは良くないよ。既存のサプライヤーは新ルールのPUに全力を注ぐことになる。その他のサプライヤーが置いていかれて、参入の障壁になる。ホンダを見れば分かる。
これは公平で論理的な提案だと思うけど、何故こんな遅くになってからなんだろう? こういうことはPU時代に始めから計画されているべき事だ。
他のサプライヤーがどう反応するのか、僕には分からない。ホンダは何と言うかな?
僕の記憶が正しければ、最初からあったもののはずだ。かつてのトークン・システムがゴミ箱行きになってから、2019年と20年に開発を凍結することの効果を話し始めたんだろう。
うん。1年ごとにトークンを半分にして、2020年にはゼロになるはずだった。
Redditor 2
> ヘルムート・マルコ「そして、すべてのPUのパフォーマンス差が3%以内に収まらなければならないというルールを作り、それが適切に満たされるようにすべきだ」
> 「そうすれば、2020年まで我々は生き残ることができる。誰も年間3基しか使用できないPUの開発をしなくて済む。それが進むべき道だ」
マルコが言っているのは全サプライヤーについての完全な開発凍結ではないね。均衡した性能で凍結すると言っている。これは、メルセデスとフェラーリが2019年と20年には性能を上乗せできない一方で、ルノーとホンダがそれに追いつくまで開発を許可するという意味だ。
マルコは燃料制限がメルセデスとフェラーリにプラスに働くと言っているけど、V8時代のルノーは最も燃費効率が良いことで知られていた。
論理的利益のためにメルセデスとフェラーリに性能面の優位を諦めろというマルコの主張は、決して実現しないよ。2019年と20年に向けてのコスト対策はあるかも知れないけど、それはマルコの提案とは違うものになるだろう。
明確にしておくと、それはレッドブルが言っていることであって、ルノーは違う。ルノーは単純な開発凍結を提案していて、レッドブルのは茶番だ。
> 均衡した性能で凍結する
これはF1にとって悪いことかな?
Redditor 2
正直言って、よく分からない。それは複雑な問いなんだ。
V8時代、全てのメーカーは2013年までエンジンに手を入れ続けていた。効率、パワーカーブ、ドライバビリティ、ブロウン・ディフューザー、等等のためにね。そしてエンジンのコスト削減には失敗した。
レース自体もエンジン開発の凍結によって凄く良くなったわけではなかった。2009年の空力のルールが、より多くのオーバーテイクを可能にしたんだ。(中略)凍結によってどうなるかは、僕には本当に分からない。
以前のエンジン開発の凍結は好きではなかったな。空力に傾きすぎた。それがエンジンを凍結すると起こることで、エンジンに傾きすぎるのと同じくらい悪いことだよ。
僕たちは今、均衡に向かっている。メルセデスはまだ優位だけど、それほど大きくない。
F1においての故意に性能を均衡させること、これは絶対に無しだ。ワンメイクじゃないんだから。
ルノーは1種類のPUの開発にも苦労しているから、2種類のPUの同時開発もしたくないんだ。
現実的には、今後3年間、ルノー搭載チームのどれもがチャンピオンシップに関わることはできない。だから、ルノーがまだ可能性のある2021年に向けての開発に飛びつくのは何の不思議も無い。
フェラーリとメルセデスには2種類のPUを同時開発させて、ルノーだけは2021年に集中すべきだ。
なぜ既存のサプライヤーは、レッドブルや新規参入するサプライヤーが新PUに全てのリソースを割くことにOKを出せるの?
新規参入組と何の違いも無いよ。新ルールが発表されたら、ルノーとホンダはすぐに新PUの開発に全力を注ぐ。チャンピオンシップの行方を心配する必要がないからね。
もしも開発が凍結されたとしても、チャンピオンシップの行方は明るくならないから、やはり彼らは新PUの開発に全力を注ぐ。
2019年と20年はホンダにとってレッドブルへの搭載もにらんだ重要な時期なだけに、レッドブルからこんな話が出るのははしごを外されたのかと思いきや、しっかり性能の均衡の話を入れていたんですね。
活躍の可能性がまたしても先送りされるとは言え、新ルール発表と同時にホンダやルノーが全力投球するのも有りだと思います。ただ、現在のメルセデスの優位は、新ルール発表前からそれに合うパワーユニットの開発が始まっていたからだという噂も聞くので、発表と同時にスタートではもう遅い可能性もあるのが恐ろしいところです。
記事をお読みいただきありがとうございます。
参照元:Reddit https://goo.gl/tYq5j4
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