個人的な結論としては、意味合いにおいては事実だったようです。

一時期、来年のトロロッソのドライバー候補の一人とも言われていたストフェル・バンドーン。バンドーンと言えば、「ホンダと決別して弱点は無くなった」発言です。トロロッソ・「ホンダ」のドライバー候補となったことで、ファンの間でも振り返られていました。

この発言は今年2月に母国ベルギーのメディアが伝えたものですが、日本語や英語で読める記事は部分的に翻訳されたものばかりで、発言前後の文脈はあまり伝わっていません。
そこで、google先生の力を借りて、元記事の全文翻訳に挑戦してみました。

この記事を引用した英語記事がgoogle先生の英語翻訳とほぼ同じ言い回しを使っていることから、翻訳の信頼性はそれなりにあると踏んでいます。




マクラーレンのニューマシンについて バンドーン「良さそうに見える。速さもあることを願おう」
2018年2月23日

マクラーレンのニューマシン、MCL33は準備を完了した。スペインのナバラで天幕は外され、ストフェル・バンドーンはそのマシンに乗り込んで初めての周回を許された。「マシンは良さそうに見える。実際に速いことを願おう・・・。」


ウェスト・フランデレン州出身、もうすぐ26歳のバンドーンは、まだマシンの速さを知らない。マクラーレンはナバラ・サーキットでテストすることを許可されていなかった。カメラカーの後ろを走って、広告用の素材を撮影するのがせいぜいだ。本当の最初のテストは、全チームが集まる来週のバルセロナで行われる。

バンドーンは最初の反応で「マシンはとにかく良さそうに見える」と語った。「速さもあることを願おう。」 新しいMCL33は全体がパパイヤオレンジで覆われ、人目を引く。60年代、ブルース・マクラーレンが彼のF1マシンに施したカラーリングに賛同したものだ。しかし、もちろんその煌めきだけが理由ではない。オレンジ色への回帰は、マクラーレンが未だに新しいトップ・スポンサーを得られていないことも表している。大金を支払う大スポンサーは、彼ら自身の色を使いたがるものだ。マクラーレンの気前の良いスポンサーだったマルボロの赤と白や、Westのシルバー・グレイを思い出す。バンドーンたちが開発の進んだマシンを得るための資金、それを英国チームの英国人株主たちが与えるとしたら、今シーズンは(注:一部訳せず)しなければならないだろう。

大きな信頼
信頼はまだ無くなってはいない。マクラーレンへの信頼は大きい。それは主に新しいエンジンに関するものだ。悩みの種だったホンダエンジン、頻繁に故障してアロンソとバンドーンの昨シーズン全てを無駄にさせたそれは、素晴らしいルノーエンジンに置き換えられた。フランスのV6エンジンはメルセデスのレベルには届いていないだろうが、近いところにいる。「昨シーズン、レッドブルはルノーエンジンで優勝できることを証明した」とバンドーンは語った。「だから、ボールは僕たちの側、マクラーレン自身にあると言える。もうそこにホンダはいないんだ。」

最高の雰囲気
ルノーとの共同作業について、バンドーンは既に感銘を受けている。「雰囲気は最高だよ。全く違うものだ。ルノーの人たちとは、ホンダの時よりももっと直接的な繋がりがあるんだ。去年解決しなければならなかった、本来はシャシーに割り振れたかもしれない時間と労力を充ててきた問題は、今のマクラーレンにははるかに少ない。そう、問題はまた起こるだろうけど、対処法はもっとよく分かっているだろう。」 バンドーンにはボーナスがある。彼は流暢なフランス語を話し、ルノーのスタッフと完全な意思疎通を図ることができるのだ。そして特に、「フォーミュラ・ルノー2.0や3.5時代から知っている人たちがたくさんいるんだ。」 さらに、これはバンドーンが語らなかったことだが、ルノーでは今でも西フラマン語が通じる。2年前、彼がマクラーレンでテストドライバーをしていた時、ルノーは自分自身のF1チームに彼を獲得したかっただろう。

決断が遅すぎた?
ルノーとの共闘については疑問がある。ホンダを捨ててルノーと組むのが遅すぎはしなかったか? その決断が下ったのは、既に他のチームが来年用のマシン設計に忙しくなっていた昨年の9月だ。そして、ルノーエンジンがホンダとは全く異なる哲学に基づいて作られたものだということを知っていれば、マクラーレンが多くのものを変更しなければならないことは必然と言える。「彼らは必要なことをするための時間はあると教えてくれた。調整が必要だと分かっている限りでは、とても簡単なことなんだ。MCL33はMCL32の進化版だと言って間違いない。何が言いたいかと言うと、2017年のシャシーは文句無し(注:蘭 uitstekend。英 excellent)だった。だから、エンジンサプライヤーを変えていない他のチームに対しての遅れは全く無いよ。」

ストフェル・バンドーンは今シーズンの始まり、3月25日の最初のグランプリで、メルボルンにグリーンライトが灯るのを待っている。彼の野心は何か? バンドーンは中立だ。「表現しにくい。原理上、僕たちは上手くやれるだろう。僕たちの弱点は無くなったからね。でも、これはF1だ。時計だけが真実を教えてくれる。だから待とう。いずれにしても、僕たちがバルセロナで本当にテストができることは強みだ。次々にやってくるエンジンのトラブルでガレージに籠もっていた去年とは違ってね。1日500kmは期待している。凄い量だ。全てがプラン通りに進めば、オーストラリアの開幕戦ではもっと鍛えられているはずだ。」

適度に楽観的だ、ストフェル・バンドーン。では、天気が悪くなったらどうする? それは彼の考慮の内だろうか? 「(笑って)それについては考えたくないね。考慮には入れていない。チームにはポジティブな雰囲気があるし、僕もとてもポジティブなんだ・・・」

2週間後、F1は伝統的な冬テストのためにバルセロナに移動する。テスト期間中、バンドーンとマクラーレンをフォローするために、HLNは情報を更新し続ける。
参照元:Het Laatste Nieuws https://goo.gl/sHoFWb


翻訳は以上です。
注目されている発言部分についての個人的な感想は・・・

●「ボールは僕たちの側・・・」
この部分はもう、ホンダがマクラーレンの障害だったという意味で間違いないと思います。

●「ホンダの時よりももっと直接的な繋がりがある・・・」
この部分は、地の文章が会話の流れを表しているのであれば、単に言語の壁のことを言っていたと取れます。
バンドーンの発言だけを取り出すと、ホンダのスタッフとは言語以外の壁があったとほのめかしているとも取れます。

●「僕たちの弱点は無くなったからね」
この部分、実は英語メディアのf1i.comが引用した記事にはあった直前の発言がありません。「僕たちはレッドブルやルノーという、僕たちと同じエンジンを使っている良いベンチマークを得るだろう。それは僕たちの過去3年間に欠けていたものだ」というものです。これがあることで、「僕たちの弱点」がホンダを指すのか、ベンチマークの不在を指すのかが分からなくなっていました。
しかし、元記事にベンチマークの発言が無く、ホンダ以外に批判が向いていないということは、「弱点」はホンダを指すと取れます。そして、「ホンダが弱点」と直接名指しした部分がないことも分かりました。
軽く調べたところでは、この元記事を引用した英語の記事でベンチマークの発言を含んでいるのはf1i.comだけでした。

この翻訳をしたのは少し前のことだったのですが、今月14日にはフェルスタッペンの「バンドーンのトロロッソ入りはないと思う」という発言が報じられています。

参照元:Het Laatste Nieuws https://goo.gl/sHoFWb

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    4 コメント

    1. 翻訳お疲れ様です。
      アロンソといい、バンドーンといい、どうしてマクラーレンのドライバーは口さがないのでしょうか。

    2. いや、本当にお疲れ様w
      ただ、この翻訳を参考にしても、これまで何度も出てるバンドーンのホンダやPUに関する発言と合わせると、ベンチマークというよりも、いつも言及してる”コミュニケーション”の問題を言ってるんじゃないかと思う。
      そして、それは掘り下げてみれば、日本人と文化に対する偏見と差別的な考えが読み取れたり…
      実際は、弱点は”ホンダ”というか、”日本人と日本文化”と遠回しに言ってるように見えてね。もっと後ろ暗くてタチの悪いものだと思ってるよ。

    3. コメントありがとうございます。
      最近のバンドーンの発言も含めると、結果を出せない時に自分以外を盾にしたがるように見えます。あちらの文化的には普通のやり方だと思いますが、それにしても相手選びが雑というか・・・。
      実績の無いドライバーとチームやメーカーでは、力の差は歴然ですからね。

    4. ヨーロッパなんて人種差別の本家だからね
      そんな中でホンダを含めた日本企業は闘って来たし
      まだ闘ってる最中。
      バンドーンのホンダ下げは立場上仕方が無いと思うから
      同情もするな

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